ヘルスケア特集

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中原 英臣

文藝春秋

グループ:Book

ランキング:46627

価格:¥ 1,300

ポイント:13 pt

発売日:2008-07

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カスタマーレビュー

「健康」に関する通念を打ち砕く本  (2008-12-21)
日本の医療の現実について、多様な視点から論じている、衝撃本。「健康」について日本で一般に信じられている事が、いかに「いいかげん」かを暴露している。

例えば、健康診断で(個人や会社で金を払って)測定されている多くの項目のうち、医学的根拠のあるのはたった6項目、ということ。不要な多くの診断をする事で、いかに日本で「健康的な人を、病人に仕立て上げられている」かが解説されている。

他にも、「胃ガンを防ぐ簡単な方法は、塩分の抑制であり、そのためには子供時代の「味覚」の好みをどう確立するかが重要」とか、「オトナの風邪薬をコドモに飲ませることが、いかに危険か」とか、医者と上手につき合う方法とか、虫歯予防の効果的な方法とか、良い病院の選び方とか、コンタクトレンズの危険性とか、「年間3万円得する医療費節約の裏技」とか、内容は多様で実用的。

後半には院内感染や医療の地方格差、小児科不足などの日本の医療が抱える問題点について、その背景等を含めて解説されているのも好感が持てる。

また、「運動中の突然死が一番多いのはゴルフ」であり、その予防には7つのポイントに気をつけるべき、というのも個人的に参考になった。

健康に少しでも感心のある方には、広くお薦めできる本です。ただ、まとめ方に脈絡が無いのと、前半に専門的な内容もあり、少し読みにくいので☆は4つのみ。

医者と官僚が病気と医療費を増やさないよう、警告  (2008-11-21)
どこまでこの本の書いていることが信用できるかどうかは、分からないし、反論も相当にありそうだが、この本を読んで、プロの医者や官僚のいうことをそのまま信用しては危ないなと思った。確かに、悪意かどうかは別にして、彼らにとっては病気の基準を引き下げて病気を増やし、高価な検査や治療をした方が経済的に有利なのは事実で、そういう方向にバイアスがかからぬよう、特に目を光らせる必要はあるだろう。

「偽善エコロジー」と同様、(少なくとも素人である自分にとって)常識をくつがえす内容は、若干あおりすぎだなと思いつつも、純粋に読んでいておもしろかった。

自分を医師の銭儲けのネタにされないために  (2008-11-10)
 厚生行政のシステムが悪いのだが、医者にとっては、患者が予防を怠り完治せずに何度も通ってくれた方が儲かるようになっており、3割しか負担しないこともあって、その内容や価格について患者は詳しく聞き要望せず、それにより健保への過大請求や過剰延命治療も起こり、日本人の約75%が「単なる延命治療はやめてほしい」と答えているにもかかわらず、終末医療費の総額は、年間¥9000億にも達する。

 本書は、患者の立場に立って、人間ドックや様々な検査で脅かされる数値について、治療を行うべき数値を示し、病気の予防措置や安易に子供に飲ませてしまう大人用風邪薬の注意、研修医制度の欠点、手術のビデオ撮影提言、医療ミスの問題まで分かりやすく、健康検診の度にドキドキしてる人は、読めば少しホッとする事項もあるでしょう。

 ☆1ケ減点分は、類書を何冊も読んでいれば、それより飛び抜けて驚くような情報がなかったからです。

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